美容師の面接でよく聞かれる質問とは? 前もって知り対策をしておこう

書類選考をパスしたら、次のステップである面接へと進みます。「どんな質問をされるのだろう」「質問に答えられなかったらどうしよう」「正しい答えじゃなかったらどうしよう」といった不安な考えが頭の中をぐるぐるして、さらなる緊張状態になってしまうケースもありますよね。
すべて予想することは難しいですが、美容師が求人の面接で聞かれる質問について、ある程度知っておくだけで、緊張はやわらぐはずです。緊張がやわらげば、準備していない質問にも問題なく対応できたりするもの。
ここでは、面接でよく聞かれる質問や、美容師面接ならではの質問、さらに逆質問への対応方法など、美容師の求人面接に役立つ「質問」に関する基礎知識を見ていきたいと思います。
まずは、一般的な面接でよく聞かれる質問
面接には、自分自身について面接官に「知ってもらう」という意識で臨みましょう。一般的な面接では、学校名や名前、転職であれば前職の仕事についてなどに触れた簡単な自己紹介からの流れで次のような質問をされます。自分自身の話をするだけなので、間違いなんてありません。定番の質問にも自分らしさを忘れずに、自然に答えることが大切です。
志望動機を教えてください
美容師に興味を持ったきっかけや、美容学校を選んだ経緯、さらには学生時代のアルバイトでの接客経験など、美容師の仕事に役立ちそうなエピソードは忘れずに添えましょう。
あなたの長所と短所を教えてください
長所をアピールすることはもちろんですが、短所を長所に変えるために心がけていることや努力していることを添えるだけで、良い印象を与えます。
あなたの趣味を教えてください
趣味の話なので緊張することなく話せると思います。ポイントは、「趣味は映画鑑賞です」と答えるだけでなく、「どんなジャンルの映画が好きなのか」「月に何本観るのか」、さらに映画鑑賞にはまったきっかけや、お気に入りの映画について語るというのも良いアピールです。美容師を目指すきっかけになったというエピソードがあれば、さらに盛り上がります。
その他の質問
一般的な質問で、面接官が知りたいのはあなたがどんな人物なのかということです。「仕事に大切なことは何だと思いますか」「自分の性格についてどう思いますか」「特技を教えてください」「今、気になるニュースを教えてください」など、パーソナルでない質問をされることもあります。「こんな美容師が欲しい!」と思ってもらうことが、採用につながるポイントです。アピールすべきところはしっかりアピールして、「入社したい」という気持ちを伝えることを意識しましょう。

美容師面接特有の質問はこちら
一般的な質問が一通り終わると、美容師の求人面接特有の質問の時間です。美容師としての資質がチェックされます。自分がいかに美容師として面接したサロンに貢献できるか、貢献していきたいかというのをアピールすることが大切です。
美容学校では何を学びましたか?
学生時代に学んだことにより「何ができるのか」を伝えることができます。学んだことをただ並べるだけでなく、コンテストやショーなどの受賞歴やエピソードなどをプラスしてメリハリのあるアピールをしていきましょう。
どんな美容師を目指していますか?
将来のヴィジョンを持っていることはとても大切です。具体的な目標があれば、尊敬する人の名前を交えて話すこともプラスになります。まだ目標が定まっていないという方は、面接を機に、「なりたい美容師像」などを考えてみるのもおすすめです。
今後の美容業界はどうなっていくと思いますか?
マイナス面を発言しても構いません。「変えていく!」というポジティブな姿勢をアピールするチャンスにもなります。厳しいと言われている美容業界で自分はどのように生きていきたいのか、熱意を伝えてみましょう。
その他の質問
「お店に来たことはありますか」「このサロンの志望動機は」「他に応募している美容室は」など求人を出しているサロンにまつわる質問も増えるでしょう。入社への思いを語れば問題なくパスできる質問ばかりなので、構える必要はありません。
美容師面接で逆質問は重要な判断要素
一通り面接が終わると、「何か質問はありますか」と逆質問されるケースもあります。ここで考えるべきことは、「なぜ逆質問をするのか」という点です。「逆質問」には意味があるのです。回答のポイントは、サロンに興味を持っていることをアピールすることです。「もし入社したら」と仮定して、積極的に質問すると好印象を与えます。
逆質問でのマナー
逆質問は、聞きたいことを聞けるチャンス! と前のめりになってしまうこともあります。ですが、ダラダラ長引いてしまうのはNGです。質問が多すぎると「サロンについて事前リサーチしていない?」などとマイナスの印象を与えてしまうことも。簡潔に、1、2個伺う程度にとどめましょう。
美容師の面接対策まとめ
美容師の求人面接で聞かれる質問を中心にご紹介しました。一般的な質問から、美容業界特有の質問まで、よく聞かれる質問をピックアップしましたが、一番大切なのは「入社したい!」という気持ちを伝えることです。自分の意志が最大限に伝わるような準備を心がけたいものですね。
SPECIAL注目の特集
-
令和時代の美容師の働き方とは? 変化の激しい時代にどう動いていけば良いか? -
美容師と理容師の違いとは? 内容や取得方法を紹介 法律「美容師法」と「理容師法」を知る。 -
ファッションも重要!? 美容師の服装選び さらに活躍したい人は服装選びを工夫してみては? -
美容室の業界動向と消費者動向 業界を読み解き客観的な現状と傾向をみてみました -
美容師×アイリスト 〜兼業の魅力〜 トータルビューティーサロンが美容業界に新しい変化を起こす -
美容師の年収はどれくらい? 給料の実態を知ろう 新卒初任給はどれくらい? 美容師アシスタントの仕事内容とは? -
美容師と理容師の数はどうなっている? 美容師と理容師の違いについて法的な位置づけから考えてみましょう。 -
美容師が就職や転職でサロンを選ぶときにチェックすべきこと 自己分析をして自分に合った美容室がどのようなものか明確にしましょう。 -
美容院の新型コロナウイルス感染予防対策の記載について 新型コロナウイルス感染予防対策の表記と内容について詳しくご紹介。 -
美容師になるにために必要な国家試験とは? 美容師免許の取得方法や国家試験の難易度や試験内容をまとめます。 -
美容師の面接でよく聞かれる質問とは? 書類選考をパスしたら、次のステップである面接へと進みます。 -
美容師に向いている人はどんな人? 職業を選ぶ際には「向き、不向き」も大きな決め手になります。 -
美容師になるには? 免許やライセンスなど必要な条件を知ろう 美容師になるためには、何が必要なのでしょうか。 -
美容師の履歴書の書き方アドバイス! 履歴書に何を書いていいのかわからないという方も多いかもしれません。