令和時代の美容師の働き方とは? これからの人生を考えよう

時代の流れにより、「頑張ってたくさん働く」「昇給のためならば休日も返上」「稼いだお金で好きな車やおしゃれを楽しむ」という夢や希望を抱いた仕事主義から「給料が少なくても自分の時間を大切にしたい」という意識に変わってきました。

そのような中、コロナショックの影響によって美容業界においても、店舗のみの営業スタイルにリスクを感じている経営者や求職者も増えているようです。オンラインやリモートワークを活用しにくい美容業界は、この変化の激しい時代に今後どう動いていけばよいのでしょうか

これからの美容師の新しい働き方

正社員・パートとして「サロンで働く」という考え方以外に、近年多様化している美容師の働き方。フリーランス・面貸し、業務委託などさまざまな就業形態で自由に働けるようになりました。

「美容師という仕事は好きだけど金銭的に不安」 「お客様が来なくて不安」 「具体的な目標や夢がなく何をすれば良いか分からない」 「将来の事を考えると美容師をずっと続けているイメージが湧かない」

華やかに見える職業ですが、現役美容師の多くが悩みを抱えています。「美容師免許と技術を持ち、お客様をキレイにして喜ばれる」それが美容師です。これからは、サロンで働いているかどうかは関係のない時代、美容師の働き方は個々の時代・フリーランス時代に突入していきます。実力に合った給料だけではなく、さらに充実した過ごし方や自由な時間に重きをおくこれからは、美容師の働き方も大きく変わっていくことが予想されます。

業務委託サロンで働くメリット・デメリット

美容師の働き方は「会社に所属して美容室に配属」「会社と個人事業主として契約」の大きく分けて2種類があります。後者の場合の前提条件として、スタイリストとして1人で最初から最後までお客様の要望に応えられるスキルが必要です。

業務委託の美容室で働くメリットは、練習や朝礼・終礼がなく人間関係が楽なことがあげられます。出勤する日も自由に決めることができるため、長期休暇で数ヶ月海外研修に行った後、また日本で普通に働くという美容師もいます。前者の会社に所属している美容師からすると考えられません。逆にデメリットとして、個人事業主のため面倒な確定申告が必要であり、完全歩合制なので給料が安定しません。一時的に魅力的な働き方ができますが継続には課題もあるようです。

フリーランス美容師に必要なこととは?

新しい美容師の働き方「フリーランス」は、経験があってこそ。あくまで個人事業主としてスケジュールを自分で調整し、自分の頑張りで収入が増えるという働き方はメリットですよね。面貸しで働くフリーランスは、美容室の一面を借りて自分のお客様の予約がある時だけ働きます。一般的な美容室では施術ごとにスタッフが変わってしまうといった事も多いですが、フリーランス美容師は最初から最後まで自分で担当するためお客様との信頼関係が深くなります。さらに人間関係に揉まれることはほとんどありません。

反面、自分の顧客をある程度確保してからが大前提となります。現在は、InstagramやYou Tubeなどを通じてファンを獲得することが可能です。デビュー間もない若手でもSNSのフォロワーが数万人いるだけでベテランスタッフと同じ、もしくはそれ以上に稼げるチャンスを生んでいるのです。なりたいと思った時すぐ働き方を切り替えるため、今から自分に合った環境で経験をつけていくことが重要になってきます。

経験値をつける美容室選びのポイントとは?

フリーランス向けサロンの増加やLINE@などの普及で、顧客との双方マーケティングが容易になったのもフリーランス活動のハードルを下げているといえます。一人前として活動しているフリーランス美容師の多くは、スタイリストとして5年程はサロンに所属し腕を磨き、技術力や経験、ある程度お客様を掴んだ後、フリーランスになっています。

自分の頑張りが直接収入に反映する部分が大きいため、まずは美容室勤務時代に少しでも経験が積める環境選びが大切になってきます。スタイリストとしてできるだけ多くのお客様の施術を担当できないと技術力はなかなか鍛えにくいため、集客力のある美容室で働くのがベストです。

美容師+α〜セカンドキャリアとしての選択肢とは?

フリーランスで働く人が増えているとはいえ、全員がフリーランス1本でやっていける程お客様を持っているというわけではありません。そのため、フリーランスと他の仕事を掛けもち働く形が増えていくことも予想されます。キャリアアップのため必死に働いた20代から、30代~40代になると将来の働き方に悩み始めます。美容師と何かもうひとつ+αの得意なことを探してみてはいかがでしょうか?  

例えば身近なところから、美容師免許が活かせる「美容師+アイリスト」はブランクがあっても子育てと両立して働く方には魅力的かもしれません。そのほか「美容師+着付け」「美容師+エステティシャン」「美容師+ネイリスト」をはじめ、「美容師+ヘルパー」なども今後需要があります。今まで知識や技術の習得に時間的にも物理的にも難しかったことが、ITの普及によりハードルが下がっています。

さらに自分から発信することが簡単になった今、撮影などのクリエイティブな作品を残していく「美容師+カメラマン」や動画やSNSでインフルエンサーとして活動する「美容師+ユーチューバー」も主流になっていくでしょう。

美容師+α

  • 美容師+アイリスト
  • 美容師+ネイリスト
  • 美容師+ヘルパー
  • 美容師+カメラマン
  • 美容師+ユーチューバー

またグループ経営の美容室勤務であれば本部スタッフとして、人事担当や販促担当、WEBデザイン、商品開発・仕入れ責任者なども考えられます。自分の経験値を増やすための努力をしていない人には選択肢が増えません。

自分に合った20年、30年後を考慮したキャリアプランを考えるのは不安もありますが、美容師として+αができるというキャリアによって、複数の働き方のチャンスが広がり、将来へのリスクヘッジに繋がっていきます。いずれにしても、フリーランス美容師という働き方は、その発信力が問われ働き方を大きく左右します。

まとめ

美容師はある年齢になると「このままでいいのか?」「独立か転職か」など人生を考えるようになります。とてもやりがいのある職業にも関わらず、他の業種に比べて生産性が低く給与に比例していることも原因としてあげられます。休眠美容師の働く窓口の解放も求められている中、これでは美容師人生の明るい未来は描けません。

美容室の特性である「時間と空間とコミュニケーション能力」を活かした新たな柱を作り、今後独立以外で「生涯美容師を続けていけるモデル」を考えていきたいものです。必要なのは、サロン側も働く側も時代に合った意識改革です。近い将来、美容師も経験やスキルを生かし自分に合った働き方ができる職業になるのではないでしょうか。

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